このページへ来て頂いてありがとうございます。魚人系ヲポコ(@wopocco)です。
#生理の貧困というタグで衝撃的な記事を読みました。
小学4年生の女の子がネグレクト(育児放棄)により生理用品が手に入らず、代用品でなんとか乗り越えようとしていた、という取材記事です。(下にリンク貼ります)
必死に考えました。
まずは生理の貧困を周知すること。
そして学校、生理用品メーカーに希望を出すことを見越して画像を作りました。
少しでも生理の貧困に関心のある方は是非読んでください。
印刷して誰でも好きに転載・使用してOKです!
私が衝撃を受けた#生理の貧困の記事とは
衝撃を受けた記事へのリンクはコチラ↓
この記事の内容はネグレクトで衣食住は与えられていても生理用品が満足に貰えなかったり、父子家庭で中々言い出せない少女たちの生々しい苦難の日々が書かれています。
- お小遣いが貰えない
- 田舎だから車がないと買いに行けない
- 昼はティッシュやトイレットペーパーで耐える
- 床や椅子に血がつかないように工夫して座る
- 慢性的に不足しており友達・先生・保健室には言えない
この記事を読んだ直後に思わず感想ツイートをつぶやくと1万RT、4.6万いいねの反応が…
https://twitter.com/wopocco/status/1367092390217965570?s=20
生理用品を手に入れられず、あと何個で乗り切らなきゃ…と小学生が考える現実があるの、全く想像もつかなかった… ネグレクトがある家庭は知っていたけど物凄い切実な問題だな…と感じる
せめて学校では無料で配布出来るような仕組みが欲しいね ナプキン借りたら返却制ではなく。
2021.3.21.@wopoccoツイートより
引用RTのコメントやリプ欄では
「私の親も毒親だったから生理用品に苦労した」
「保健室で貰っても返さないと行けないから言えなかった」
「言い出せずに困ってる子がいたのを知っている」
と沢山の意見を貰いました。
だけど購入制だったり返却制だったりすると、そこにヘルプを出せない子がいるんだ…!
家庭で貰えない、保健室・先生にヘルプを出せないとなると一気に生理用品を手に入れるハードルが上がる現実に気が付きました。
じゃあ一体どうやってその子達を現実的に救えば良いのか?
生理無料券が市役所から配られたとしても親が渡さなかったり買い出しに行けなければ☓。
子ども手当のような入金があっても未成年に直接お金が振り込まれないため☓。
様々なケースを考えて、学校のトイレの個室にトイレットペーパーのような備品として生理用品を常備することが一番届くのでは?と思いつきました。
そこで作った学校・児童館・図書館などへの要望書類画像がこちら
トイレに生理用品の無償配置を希望するフリー画像
↓
こちら2枚の画像はパソコンの場合は右クリック→画像の保存、スマホの場合は長押し→画像の保存が出来ます。
自由にSNSで転載、実際に印刷して市役所に持っていくなどしてOKです。
この画像を印刷して持っていくだけで、明日からすぐに出来る対策をまとめました。
画像をツイートした際には「そんなことよりまず虐待家庭をなんとかするべき」「保健室に言って貰えばいいだけ」という反応も来ましたが
「生理用品に困っていてヘルプが出せない子ども」を今すぐに救う仕組みは「申請せずに無料で自由に使える生理用品をトイレに用意すること」だと私は思います。
この画像のキーポイントは受け皿がない子どもの可視化と予算面です。
まずは保健室に繋がれずにセーフティネットから漏れている子がいるという主張。
一番ハードルの低い「まずは一箇所のトイレにだけ生理用品を設置して欲しい」(しかも資源は保護者からの寄付を募ること)という主張をしました。
しかしよくよく考えるとこの案もネックな部分があります。
衛生面です。
学校内のトイレとはいえ不特定多数、水をかけたりイタズラをしたりする可能性も。
そして次に考えたのは根本的な構造をひっくり返す発想でした。
生理用品メーカーに個包装の仕組みを変えて!漫画
衛生面が気になるなら、今の生理用紙ナプキンの個包装の仕組みを強化して貰えば万事解決では?と考えてこんな漫画を描いてみました。
この画像をアップした後に色々思いついたのですが
●試供品の個包装形状にすれば既にある仕組みなので使い回せるのでは?
●袋にも色々印刷出来る!広告や宣伝は勿論
●製造年月日、使用方法(ふりがな付き)、捨て方の注意、生理用品が手に入らない場合や虐待を受けている際の連絡先もあればいいかも!?
●トイレに置きっぱなしだと管理が大変な場合は生理用品下さいカードだけ置いておき、受付にカードを提示すればOKという形にする(図書館や塾や習い事の現場などで活用可能)
こんなアイデアも湧き出てきました。
是非目に留めて下さったメーカーさんは活用してやって下さい…!
一筋縄ではいかないかもしれませんが、将来的に見て全国の学校に生理用品が配備されるとなると物凄い製造量と将来の顧客シェアになると思います。
政府がお金を出してくれるのが一番いいのですが…
実際に動き出している支援の数々も…
【2021年6月5日追記文】
なんと!こんな嬉しいニュースが
生理用品を十分に手に入れることができないいわゆる「生理の貧困」が問題となる中、東京都教育委員会は9月からすべての都立学校の女子トイレに生理用品を置き、必要な児童・生徒がいつでも使えるようにする。https://t.co/70HDNHqqpv
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) June 2, 2021
生理用品を十分に手に入れることができないいわゆる「生理の貧困」が問題となる中、東京都教育委員会は9月からすべての都立学校の女子トイレに生理用品を置き、必要な児童・生徒がいつでも使えるようにする。
女子トイレに生理用品を置くために実際に声を上げて動いて下さった方々が実現して下さいました!
250校もの学校で生理用品無償設置が…!素晴らしいことです!
【2021年6月5日追記終わり】
そして生理用品の寄付団体や、既に商業施設で生理用品の無償ディスペンサーを製造・設置している動きもあると教えて貰えました。
トイレにあって当たり前のサービスになると信じています#実証テスト中#ららぽーと富士見#OiTr#生理用品#生理用品の無償化#生理の貧困 pic.twitter.com/6qURTyZACM
— オイテル (@OiTr_japan) March 5, 2021
↑スマホをかざして、1つ生理用品が出てくるハイテク機械…!
コストはかかりそうですが衛生面も防犯面もクリアしてますね!
そして↓に生理用品を寄付出来るサイトのリンクを貼っておきます。
少しずつ生理の貧困が可視化されて、その対策が動き始めている気がします。
要望は沢山の声が集まり、何度も訴えることで実現化されるものだと思うので、私は今後生理の貧困について声を上げていきたいと思います。
一度気づいてしまったら、もう見て見ぬ振りは出来ません。
自分が出来る範囲で、出来ることを頑張りたい。
月経・生理についての絵本
また、生理について小さい頃から知識を持っていることも重要です。
上記のような丁寧に月経について解説している絵本を幼稚園・保育園・学校に寄付したり、導入の提案を伝えることも生理の貧困を手助け出来るかもしれませんね。
他にも性教育の本のオススメレビューを書いたりしています。↓
まとめ
以上、#生理の貧困で知ったナプキンが足りなくて困っている子どもを助けるために真剣に考えた記事でした。
もしこの問題に関してもっと周知したい!と同じように考えて下さる方は是非お気軽にSNSなどで記事拡散して頂けますと幸いです。
フリー画像も自由にお使い下さい。
そして生理用品が手に入ることも重要ですが、男女ともに生理の教育、幼少期からの包括的性教育や人権教育も合わせて伝えることが大事です。
どちらかだけでなく同時進行が必要ですね。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
他にも妊娠についての思考実験漫画、入院の際に必要な用品まとめ、産後クライシスなどTwitterでバズったツイートを記事にまとめています。
良かったら読んで貰えると嬉しいです。
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