お魚大好き!魚人系ヲポコ(@wopocco)です🐟
私が勝手に命名した「選択的ワンオペ育児」についての解説漫画を描きました。
あなたの家でも大人が2人いるのに、まるでワンオペ育児状態になっている…という選択的ワンオペになってませんか?
この記事がきっかけでマイナビウーマン子育てさんで「ワンオペ育児の呪い」という連載をさせて頂きました!
もっと深く掘り下げて漫画を描いたのでこちらも合わせてお読み下さい。
選択的ワンオペ育児の漫画(4P)
元のツイートは↓コチラ
https://twitter.com/wopocco/status/1262808666417147904?s=20
3500超えのRT、7000超えのイイネをありがとうございました!
引用RTでも「わかる!」「あるある!」「つらい!社会が変わって欲しい!」というお言葉を多数頂きました。
これって家庭内で指摘しても中々聞き入れて貰えないんですよね。
育児から逃げるような態度を取っていても、生活がまわせてしまう。
男性が育休を取らなくても問題視されない社会。
社会自体が「パパが育児参加をしなくても許す」土壌がある。
パパはラッキー★で労力を使わずに済みますが、やらなかった歪みは必ず積もります。
社会で、家庭内で一番弱い存在の母子に歪みが出ます。
それが失望だったり、無関心だったり、怒りだったり、虐待だったり、色んな形で噴出します。
例え言葉にしなくても「面倒な育児タスクから逃げている」のをママは見逃しません。
何故なら面倒なタスクをしなかったツケを全部ママが尻拭いしているからです。
目先の楽に逃げていたら、横でゴリゴリに戦っている人の精神が闇落ち確定です。
なので産後の数年だけでいいので、当事者意識を持って育児・家事タスクに取り組んで欲しいなと私は願っています。
選択的ワンオペ育児になる原因は?
そもそも何故選択的ワンオペ育児になるのか?
何故ここまで「この人に育児は頼れない」と思われるのか?
圧倒的な他者を無償でケアする経験不足だと私は考えます。
そもそも日本は幼少期からジェンダーバイアスが強い風潮があります。
小さなことですが遊びの種類・しつけの差異をスルーなどの積み重ねです。
何十年も変わらず、この意識で親も、先生も、社会もこの性別役割分担をスルーしてきました。
そのツケが核家族の産後の家庭に来ていると感じます。
そもそも性教育や人権教育が足りない、産後の父親教育も全く足りていないと思うのですが、根本は経験値不足。
しかし産後ボロボロの睡眠不足&リソース不足のママが父親教育まで手がまわりません。
各自で学ぶしかない。
こちらの本はママ側の視点もパパ側の視点も丁寧に書かれてあり、産後の見解のずれを丁寧にすり合わせてくれる良書です。
こういう本を面倒臭がらず夫婦で揃って読めるといいのですが、中々難しいのも現状。
今後も簡単な切り口で「夫婦間のここがこうなって欲しい!」という漫画を個人的に描いていきたいと思っています。
オマケ:他の家庭の育児漫画見て思うこと漫画3P
今は育児漫画が世の中に溢れる育児エッセイコミック戦国時代…(勝手に名付けた)
それは簡単に他のご家庭の夫婦関係が覗けるということでもあるんですよね。
比較するものじゃないとはわかりつつも、余りにも自分が理不尽な対応されているとついつい周りが羨ましくなったりもします。
やはり普段からケア労働をしていない人にとって突然のケア労働は負荷が重いらしく、イライラした状態でこなしたりしてしまいます。
ケア労働の一番大変で大切な部分って、「相手に気を遣わせずに、気持ちよくケアされて貰うこと」なんですけどね…
子育て中は放置できないタスクが山盛りですが、それをイライラしながらされるぐらいなら、多少しんどくても自分でやった方がまだ精神的にマシ…となって選択的ワンオペ育児になりがち。
ママが突然風邪でダウン!や入院した!という時にイキナリ役割交代してもニコニコ快く作業を出来るように日頃から経験を積むことが大事です。
「俺は他と比べてやってる方!」という意識の問題点
選択的ワンオペ育児に陥りがちな家庭でよく見られる現象なのですが、何故か夫は「他の夫と比べて俺はまだマシ!よくやってる方!」という認識を持っています。
でもママ的にはどんなに他の家庭の駄目な夫と比べて自分の夫がマシだとしても、何の救いにもならない。
それで今日の家事育児タスクが減るわけじゃないんですね。
実際に夫にも動いて貰わないとタスクが全部降りかかる。
現実問題、ママ一人でまわせなくてヘルプを出したいのに「俺は他の家の駄目夫よりイクメンだから!」と言われると「他所よりマシなんだからそれ以上俺に求めてくれるな”と暗喩してる」ように受け取ってしまいます。
夫自身はそんなメッセージを発しているつもりはなくとも、そう受け取られてしまうんです。
https://twitter.com/wopocco/status/1288468042234474496?s=20
上記ツイートもしましたが、夫は他の夫と比べていて、妻はママ(自分)とパパで比較してしまいがちなんですね。
勿論仕事中は家事育児出来ないことを理解しているし、夫は自分ではないから自分と全く同じ水準まで出来ないとも頭ではわかっています。
ただそれを踏まえても
- 足りない
- もっと私の求めるラインまで、せめて努力する姿を見せて欲しい
- 自分だけこんなに怒涛の環境変化に必死に食らいついて精神が摩耗している
- それに比べて夫は産前産後変わらない生活を保てている
とモヤモヤしている人がかなり多いです。
他にもこの件で意見も貰いました。
評価方法の認識から差異がある。
これに気付いてるか気付いてないかって物凄く大きいんですよ。
産後、どうしても母親は家庭が生活の全てになりがちで、家庭での姿で夫を判断しがち。
逆に夫は子どもも産まれたしますます仕事に励もう→疲れたから家ではゆっくりしたい→しかし赤ちゃんのいる家庭は戦場のようになっていて、ゆったりしたくても針のむしろのようになる…
これはまさに産後クライシスの王道コースですね。
この夫婦間の認識の差異をどのように埋めていくかは、各家庭でしっかり話し合う必要がありますが、まずこのような問題が起こると知ることが大事です。
逃げたくなる程泥臭いことばかりです。
出来たら揉めたくない。
ストレスをためたくない。
話し合いや落とし所を見つけるのが極端に下手くそな夫婦もいます。(ウチでーす!)
どんな言い方・やり方をすれば家庭が円滑に、よりストレスが少なくまわしていけるか。
子どものステージ・親のステージによって都度都度変わっていくので、色んな本やweb記事、ツイートなどを参考に取り入れて立ち向かって行きましょう。