魚人系ブロガーのヲポコ(@wopocco)です🐟
子どもを産んで私が思ったこと
こんな題名で漫画を描いてみました。
4Pの漫画ですが子育て中に感じるささやかな幸せのこと、
妊娠出産、初めての育児で辛かったことをまとめてみました。
あ~わかる!あるある~と思って貰えたら。
これから出産を控えている人には、こんなことが待っているんだな、と思って貰えたら嬉しいです。
↑産後バタバタで家事がストレスな人に向けて料理が楽になるヨシケイおすすめ記事を書きました
子どもを産んで私が思ったこと(エッセイ漫画)
漫画が書き文字で読みにくい場合、下の方で文章にてまとめてありますのでそちらをご覧下さい。
子どもを産んで意外だったこと(ポジティブ)
子どもを産むということは物凄い環境変化です。
自分の生活リズムがここまでガラッと変わるなんて!とビックリしますよね。
そんな中で考え方や言動まで少しずつ子ども仕様に変わっていきます。
子どもを産んだことによってこんな素敵なことに気付けるなんて!というポジティブなことからまずはまとめていきます。
未来が楽しみ
個人的に一番ビックリしたことはコレ!
単純に成長が楽しみなんですよね。
新生児期は1ヶ月後には授乳時間が少しはあいてるかな?とか。
その数カ月後にはハイハイするかな!きっと可愛いだろうな~と思ったり。
1歳頃には歩けるようになって、喋れるようになったら沢山お話してあげて~
小学校になったら身長制限のある遊園地の乗り物のれるぞ!
中学高校では一緒に漫画喫茶行って子どものオススメ漫画を読みたい~!
色んな夢や野望が未来にドンドン増えていく感覚。
これって大人になると忘れがちなんですよね。
特に私は独身時代は歳をとるのが怖かったんです。
この職場のままでいいの?予定もない、目標もない。
なんとなくむなしい……
こんな漠然とした悩みを抱えていたのも、今となっては
暇だったんだな!
とすら思います。
やることがないと無駄に不安になったり、ソワソワしちゃいますよね。
子どもが産まれると、もうただ生きるだけで忙しい!
子どもを育てるという明確でやるべき「目標」があるため、このままでいいのかな…?という無駄な悩みとはオサラバ出来ました。
まぁ他に発育大丈夫かな?とか子ども同士のトラブルや、夫とのバトルなど新たな悩みは出てくるのですが…
子どもを悲しませないためにも真っ直ぐ生きれる
一番近くでよ~く自分を見ていてくれる目がある。
これだけで、立ち居振る舞いが一人で暮らしている時より、遥かにより良くなっていくと感じます。
例えば汚い言葉使いをしないとか。
食事のマナーを気をつけるとか。
びっくりするぐらい真似してきますからね。
日々の生活をちゃんとしよう!と思えます。
あとは気軽に「死ぬ」「死にたい」なんてことも言えないし、思わなくなりました。
子どもたちを悲しませないためにも、絶対に生きる!健康に!
そう強く思えるんです。
子どもが生きる希望、生きる理由になるんですね。
原体験を再度子どもと一緒に経験出来る!
自分が子どもの頃、何度も読んでもらった絵本。
大好きだった駄菓子、おもちゃ。
外で遊ぶ時にいつも遊んでいた雑草や花。
何十年と経って時代がかわったはずなのに、ぜ~~~んぶ、また同じようなことを自分の子どもにも繰り返してしまうものなんです。
今流行ってる絵本があるはずなのに、子どもが持ってきたのは母親が昔大好きだった絵本だった時は笑ってしまいました。
自分のルーツとなる部分をまた、子どもと一緒に経験出来る。
文章で見ると「へぇ~~~そうなんだ」とサラッと思うかもしれませんが、実際にその現場に立つと心の中でノスタルジックな儚さと心地よさを感じたのです。
親から貰っていた一心の愛を、また自分の子どもに繋いでいく感覚に、なんだか泣きたい気持ちになりました。
子どもの産まれて初めての経験を間近で見れる特権!
子どもにとっては全て初めての体験。
心の底からワクワクして楽しんでいる表情を見るだけで、こちらまで嬉しくなってきます。
初めてタンポポを持たせた日。
雨の日に初めて一人で歩かせてみた日。
プールに生まれて初めて入った日。
ちょっと大変だけど、テーマパークに連れて行ったり、新幹線に乗ったり、飛行機に乗ったり。
反応は無表情だったり、キャーキャー喜んだり、ギャン泣きしたり色々ですが、きっと自分が80歳のおばあちゃんになっても鮮明に思い出せるんだろうな、と思えるエピソードばかりです。
幸せのボーダーが下がる
めちゃくちゃ幸せのボーダーが下がります。
下げないとやってられないという部分もあるかもしれませんが…
まず低月齢の時は一晩寝てくれるだけで嬉しい!幸せ!と思えます。
私は自分1人だけで外を出歩けることにも物凄く幸せを感じました。
抱っこ紐もオムツもお尻拭きも着替えも持たずに、財布と携帯だけで出掛けられる身軽さったら!
邪魔されずに漫画が読めたり、映画に行けたり、カラオケに行けたり、出産前に当たり前に出来ていたことがこんなにも贅沢だったなんて!とビックリしたものです。
雨続きの時、久々に晴れて散歩に出かける時に子どもと手を繋いで歩きながら幸せだなぁ〜と思ったり、ふと子どもと目が合った時にニッコリ笑顔で駆け寄ってきて抱きついてくれた時も、この瞬間忘れたくない!幸せ〜!と思ったり。
こんな感覚になれるとは子どもが産まれるまでは思ってもみなかったです。
親の気持ちが痛いほどわかる
実際に体験してみないとわからないことは多いですが、親になってみるとここまでお世話が大変とは!と感じました。
生々しい話ですが私は子どもが産まれてから、こんなことを思ったんですね。
爪切りなんて凄く些細なお世話の1つですが、その些細なお世話の積み重ねに物凄く大変さを見た気がしたんです。
そして他にも些細なお世話の多いこと多いこと…
こんな面倒なことを親はやってくれてたのか!と実感を伴って感じることが出来ましたね。
そしてここまで子どもを思って悩むことになるとは。
悩んで迷って不安だけど突き進んで…
日々に忙殺されながらも子どもの未来を思ってひたすら祈る。
誰かに無意味に傷つけられることがありませんように。
色んな願いを込めて、子どもの未来を祈るしか出来ないんですね。
親に対して何気なく愚痴っていたことや、事故ってしまって泣きついた時にどれほど心配をかけていたか痛いほどわかるようになりました。
子どもを産んで意外だったこと(ネガティブ)
そして子どもを産んで気付いたことの中に、いいことだけではなく大変だったことも山ほどあるわけです。
私自身は産んで後悔していないのですが、ひとつの要素が欠けているだけで不幸のどん底に落ちていた可能性もあり、紙一重だったなと感じます。
こちらの項目はグダグダ書きすぎると重いので軽くまとめさせて貰います。
- 妊娠中の生活が怖いことだらけ
- 出産も死との恐怖
- 産後はか弱い新生児が死ぬのでは?と神経をすり減らす
- 夫と意識&育児技術の足並みが揃わず産後クライシスへ
産後クライシスの主な要因
私の場合で考えると産後クライシスに陥るのには単純に本人たちの性格だけでなく、環境要因も大きかったなと感じます。
子どもの育てにくさ
産後の睡眠不足
ホルモンバランスがガタガタ
オキシトシンによる産後ガルガル期
ワンオペ
周りに知り合いのいない孤育て状態
母性神話や男尊女卑の意識
夫の労働環境と精神状況の悪化
イクメン風潮の重圧
夫婦間の話し合いが出来ない
ザザッと簡単に思い浮かぶ要因を書き出しましたが、ひとつひとつが複雑な問題すぎて「ハイこうすれば解決!」とはいかないんですよね…
マインド変えたら大丈夫!とか夫を立てたら&妻の言いなりになっておけばOKとかそんななまっちょろいもんじゃない。
ズタボロになりながら話し合い、すり合わせていき、自分たちの快適なやり方、尊重の仕方を見つけていかないといけないんですが、こんなの産後に無理です。
ただでさえ睡眠不足、育児タスクで脳みそは容量オーバー。
そんな中で夫婦間の意識のすり合わせという難易度も危険度も高いこと出来ません。
しかしやらないと前に進めない時もあり、色んなことを我慢したり身を削っていかないと日々が回せなくて更に消耗していくんです。
こんな大変なことにぶち当たるなんて聞いてなかった!
「産後、夫婦仲が悪くなる家庭もある」
そう知識としては知っていたんですが、こんなにグチャグチャになるとは。
まず育児が想像以上に大変で、キャパオーバーのタスクが降りかかってきた時に乗り越えられるだけの協力関係が作られていなかったし、話し合いも出来てなかったんですよね。
今から産む人は「産後ガルガル期があるらしいよ~」なんていうボヤけた情報だけじゃなく、どんな状況になりうるのか、どんな対策をとるのか、どうして貰えると嬉しいのか事細かに話し合えるといいですね。
不測の事態はいつでも起こりますが、やはり事前に話し合いをしたり心構えをしたりすると「何もしなかった」時より後悔は少ないです。
よりよく生きるためには後悔しない!
後悔しないためには、その時やれることはやる!
私自身はこれをモットーに生きています。
産後クライシスについて描かれている漫画や本
まだまだ産後クライシスを乗り越えたとは言えない私ですが、こちらの本を読んでちょっと気持ちが軽くなったなと感じることが出来ましたので紹介します。
1冊だけ読むなら断然この「ふたりは同時に親になる」をおすすめします。
ママ側、パパ側両方の視点に立って、それぞれの改善点が細かく書かれているので、産後の生活が想像出来ない段階で読んでもとても参考になります。
産後クライシスに悩む全ての人に配ってまわりたい良書です。
ママたちが非常事態!? 最新科学で読み解くニッポンの子育て / NHKスペシャル取材班
まとめ
しんどいこと辛いことも沢山ありますが、
楽しいだけの人生がないのと同じで、楽しいだけの子育てはないんですよね。
他の人がやってる「楽しい子育て」っていうのも、実はしんどいことを山ほど乗り越えたこそのものなのかもと、私は実際に自分が産んで育ててみて感じたことでした。
例え事前にこれだけしんどくて辛いことが待っているよと言われたとしても、今の子どもたちに会えるならば私は絶対産みます。
もう二度と切迫入院やマグセントの副作用を体験するのは勘弁して欲しい!と思います。
産後のあの絶望感とかイライラ感とか人生で一番精神乱れたな、とも思いますが子どもたちがいるという幸せの方が上回るんですよね。
これから子どもを持つか悩む人にはそこまでビビらなくていいよ(対策はした方がいいよ)と思いますし、産後の今辛いこと真っ最中の人には子どもが4歳になってオムツ外れて幼稚園に行くようになると一気に状況が変わるから!絶望だけじゃないよ!とエールを送りたいなと思います。
以上、魚人系ヲポコ(@wopocco)でした🐟
長々と読んで頂きありがとうございました!